履歴書・職務経歴書は退職前に書いておくべき。その理由は?

退職時関連手続き

転職、再就職に必ず必要になるものが履歴書・職務経歴書等の選考応募書類です。早期退職プログラムが始まると金額の計算ばかり行いがちですが、退職前にやっておいた方が良い事に履歴書・職務経歴書の作成があります。

退職後にはゆっくりしたいと考えている方も行っておいて欲しい事です。今回は履歴書・職務経歴書の概要と書き方のポイント及び退職前に書いておくべき理由を紹介します。

このブログでは社会保険労務士と1級FPの資格を持つ管理人が実体験を元に早期退職プログラムへの応募を考えている、特に大企業の方を対象に役立つ情報を発信していきます。2022年限定での企画です。

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履歴書

まずは履歴書の概要と記載の注意点を紹介します。

履歴書とは生年月日や住所、学歴や職歴を記載する文字通り自分の履歴(略歴)を記載したものです。定型のフォーマットがあり指定された項目を記載していきます。

転職支援会社等が無料のフォーマットを配布していますので、そちらを活用しては如何でしょうか。参考までにリクナビNEXTのサイトを掲載しておきます。

履歴書テンプレート・職務経歴書テンプレート"無料ダウンロード"(Excel・Word・PDF)
履歴書のテンプレートと職務経歴書のテンプレートを無料でダウンロードできるページです。履歴書・職務経歴書ともに、それぞれWord・Excel・PDF形式でダウンロードすることができます。また、リクナビNEXTの簡単自動作成機能を使えば、入力内容からレジュメが自動生成され、PDFでダウンロードすることも可能です。

履歴書記入の際の注意点

日付

西暦で記載するか和暦か悩むところです。一般的に外資系やグローバル企業は西暦、役所や公益法人などは和暦で記載するようです。

写真

必ず写真館で撮影しましょう。顔色の補正等若干の補正を加えるのもありと思います。真っ先に目に入る重要な部分で、印象を左右します。スナップ写真やインスタント写真はNGです。バックの色は白色。少しカジュアルな場合は薄いブルーを使用します。

写真館ではデータを貰える場合もあります。データーは必ず貰いましょう。データを貰っておくとワードやエクセルで履歴書を作成した時の写真の貼り付が非常に便利でした。私は自筆ではなくワードで作成した履歴書にjpegデータの写真を張り付け提出しました。理由として履歴書や職務経歴書はメール等でやり取りするケースがほとんどだったからです。繰り返しますが、メール提出の場合はデータで写真を持っておくことは必須です。

学歴・職歴

ここを記載しておくために是非とも在職時に作成しておきましょう。入社時からの職歴データが手に入れられるのは在職時に限られるからです。職歴は案外覚えていないものです。私も何年から何年までどこで勤務していたか等、しっかり覚えてはいなかったので在職時に記載しておいて良かったと感じました。

免許・資格

仕事に関係ない資格も書いておきました。面接時に資格の内容について聞かれることもありました。出願先の仕事に直結しそうな資格は必ず記載しておきましょう。

職務経歴書

次は職務経歴書について書いていきます。履歴書よりは馴染みがない書類かなと思います。

職務経歴書には履歴書の様な決まったものは無く形式は自由だそうです。転職支援業者談。

フリースタイルの自己アピール文書ですね。

職務経歴書記載の注意点

枚数

専門分野での就職か別分野での就職によるかで書く枚数が違います。今まで勤務した専門的な分野で就職するのか、違った分野で就職するのかという違いで書き方が大きく異なるという事です。

専門的な分野で就職する場合は成功例や表彰歴等考え付く限りのものを記載します。A4数ページになりますが、問題はありませんでした。

専門以外の分野に就職する、若しくは地元企業等に就職する場合はA4一枚。最大2枚のようです。言葉も専門用語を使用しません。アピールポイントも「チームでの活動を円滑に行うため、積極的に話しかけるように心掛けた」といった仕事に対する姿勢を記載しました。

以上の様にまず枚数が大きく違います。繰り返しますが専門分野は枚数は数枚でもOK。専門以外の分野では1枚程度です。

職務経歴書はフリースタイルのアピール書ですが、面接の質問事項はこの中から出される事も多くありました。面接も想定し、しっかりした内容を記載しましょう。

職務経歴

経験した職務を在籍企業名や在籍年月に沿って書いていきます。各期間で特にアピールしたい業績は「ポイント」と記載しました。営業の場合、直近3年程度の予算及び達成率の記載が求められることもあり、この点でも自分の予算達成率等がわかる退職前に書いておくことをお勧めします。

成功事例

結果→プロセスの順に簡潔に書きます。ここで見られるのは再現性です。状況が変わっても同様の業績を残せるのか問われます。自分の仕事のプロセスをしっかり理論付けしておきましょう。

自己アピール

独りよがりにならないように気をつけましょう。アピールする点が相手が求めているスキルに合致するように記載します。面接企業の採用情報や企業理念を読み込み、相手が求めている自分の強みをアピールするように記載します。

退職前に書いておく理由

ここまで読んで頂ければわかって頂けたと思います。履歴書や職務経歴書で必要な勤務地や年数、業績などの重要な情報が退職後では得られにくいからです。

ポイントとなる部分だけでも書き出して、整理されて置く事をお勧めします。

もちろん社内秘の情報を持ち出す事はコンプライアンス違反になりますよ。お気をつけください。

履歴書・職務経歴書の添削について

このブログを読まれた方はなぜこのような知識を持っているのか不思議に思われたことでしょう。答えは簡単で、添削してもらい指導を受けたからです。専門職への履歴書等は転職エージェントに。専門職以外への履歴書等はハローワークの職員に指導を受けました。ハローワークでも早期就職希望者への就職支援を積極的に行っており、悩み相談や履歴書の添削、面接対策を行ってくれました。他にも履歴書の添削や面接対策を行ってくれるところがあるかも知れません。こういった情報は早めにもっておかれる事をお勧めします。

楽しい人生を選択されることを切に願ってます。

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